最近のセキュリティ強化の流れから、個人作成のWebサイトにおいてもSSL証明書を導入するような空気感になってきています。背景には、GoogleがSSL証明書の導入を積極的に推進(URLが「HTTPS」で始まります)し始めており、また、Webブラウザ的にもSSL導入済みのサイトを表示する場合にはURL表示欄に南京錠マークが表示されるようになっているなど、個人作成サイトにおいても、SSLを導入する流れは今後ますます強くなっていくことが予想されます。
一昔前は、銀行やネット通販のサイトなど、個人情報やクレジットカード情報を入力するような、かなりセキュリティレベルを高めておく必要があるサイトだけが対応しているような代物だったのですが、時代の流れを否が応でも感じてしまいます。
ただ、通常、WebサイトにSSLを導入しようとすると、費用が掛かったり、手間がかかったりと、何かと面倒な作業がくっついてきてしまい、そうそう導入には踏み切りにくいのが現実ではないでしょうか?
そんな中、ロリポップでは、無料で独自のSSLを導入する仕組みが備わっていて、初期費用をかけずに手軽にSSLを導入することが可能になっています。もちろん有料版と比較するとセキュリティ高度が弱かったり、サポート体制が貧弱であったりと、サービス内容では見劣りする部分もあることはあるのですが、個人作成のWebサイトで利用する分には必要十分。
せっかくのサービスなので、さっと登録してあなたのサイトもSSL導入サイトの仲間入りを果たしてしまいましょう。
独自SSL の導入手順
まずはロリポップのユーザー専用ページにログインします。
ユーザー専用ページの左側のメニューの中に「セキュリティ」というメニューがあり、そのサブメニューとして「独自SSL証明書導入」というメニューがあるため、このメニューをクリックします。
そうすると、独自SSLを設定できる画面が表示されます。複数のドメインを登録している場合は、すべてのドメインが表示されます。今回はSSL保護されていないドメインは1つなため、該当のドメインのチェックボックスにチェックを入れます。
チェックボックスにチェックを入れたら、右側にある「独自SSL(無料)を設定する」ボタンをクリックして申込みを行います。
ボタンをクリックすると、すぐにボタンがグレーになり押せなくなり、その左側に表示されていた、“× SSL保護無効”という文字が“SSL設定作業中”という文字に表示が変わります。
この表示となっている間は、SSL設定の作業がサーバー側で実施されていますのでしばらく待ちます。
ある程度待っていると、下の画面のように“● SSL保護有効”という文言に変更され、SSL設定作業としては全て完了となります。
まとめ
「SSL」と聞くと、なにやら難しそうなイメージだけが先行してしまいますが、ロリポップが無料でサービス提供してくれている独自SSLは何度かクリックするだけで全ての設定が完了してしまうようなごくごく簡単なもの。これで無料で利用できるというのですから、利用しない手はありませんね。
賢く利用して自分のWebサイトのセキュリティレベルの向上に役立ててしまいましょう!
Webサイトの本格的なHTTPS化についても別の機会に記事にしていきますので、ぜひ期待しておいてくださいね。