広告を左右に2個並べて表示する方法 | WordPressプラグイン

広告を左右に2個並べて表示する方法 をお探しですか?

広告を左右に2個並べて表示する方法

Google AdSense の審査を無事通過して、サイトに広告を掲載できるようになって一通りページへの広告設置も終わったら、今度は広告自体のクリック率の向上や視認率の向上など、広告設置の最適化にウェイトをシフトしたくなるものです。

ですが、広告の設置方法には1つの決まった正解は存在しないため、試行錯誤をしながら、自分自身のサイトに最適な広告設置方法を模索していく必要があります。

そこで、自分自身だけで広告設置の最適解を見つけるのは難しいため大手の企業サイトとかを参考にしてみると、そういった大手サイトでよく見かけるのは、各記事ページのコンテンツの下に広告を2個並べるというスタイル

このスタイルは、サイトの訪問者が、記事を一通り読み終えて次のアクションを考えるタイミングで広告が表示されるため、興味のある内容が広告として表示されているとクリックされる確率が高いのでは?という考え方に基づく広告設置スタイルです

この記事下に広告を2個左右に並べるスタイルを実現する方法としては、CSSを駆使する方法もありますが、WordPressであれば、プラグインを利用してCSSの知識など無しに簡単に実現することが可能になっています。

今回の記事では、WordPressのプラグインを利用してGoogle AdSense広告を記事下に左右に2個並べて表示する方法を解説します。記事下に広告を左右に2個並べることは、全てのサイトでのクリック率向上を保証するものではありませんが、試行錯誤の一つの方法として、ぜひトライしてみてくださいね。

 

WordPressプラグインの準備

実際には、1種類のプラグインをインストールするだけで広告を左右に2個並べることが実現できてしまいます。

利用するプラグインは「Ad Inserter」。

Ad Inserter
Ad Inserter。WordPressのプラグインで、広告の自動挿入が簡単にできる。

まず手始めに、プラグイン「Ad Inserter」をインストールするところから始めましょう。

WordPressの公式サイト : Ad Inserter

 

Ad Inserter の基本的な使い方

「Ad Inserter」のインストールは、その他のプラグインのインストールと同じですので、普通にインストール作業を完了させましょう。

「Ad Inserter」をインストールしたら、いよいよ作業開始ですが、「Ad Inserter」自体の基本的な利用方法については別の記事にまとめていますの、初めて「Ad Inserter」を利用する場合はその記事を参考にして基本を押さえるところから始めましょう。

 

広告を左右に2個並べて表示する方法

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イメージのように、記事下に広告を左右に2個並べて表示させ、クリック率やコンバージョン率を向上させよう。

広告を左右に2個並べるためには、いくつかの準備が必要です。

レクタングル(長方形)サイズの広告コードの取得

記事(投稿)ページの横幅の確認

 

当たり前と言えば当たり前ですが、広告を左右に2個並べて表示するためには、

まず、レクタングル(長方形)サイズの広告が必要ですし、

用意したレクタングル(長方形)サイズの広告を横に2個並べるだけの横幅も記事掲載部分に必要です。

 

ですので、まずはこれらの準備を行います。

 

Google AdSense のレクタングルサイズの広告コードの取得

広告コードの取得は、こちらの記事を参考にしてみてください。

レクタングルサイズのサイズ感

レクタングル(長方形)サイズの広告サイズとしては、以下の6サイズが用意されています。

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336 × 280 (横の長さ(px) × 縦の長さ(px))

300 × 250

250 × 250

200 × 200

180 × 150

125 × 125

サイズ的には、より大きいサイズの広告を選べば選ぶほど収益性は高くなるのですが、一番多きサイズを選ぶ場合は2個横に並べるとすると 336 + 336 の合計で 672 pixel(px)のサイズ幅が本文部分の横幅として必要になります。当然、ページの本文部分の横幅との兼ね合いがあるので、2個横に並べることができるギリギリのサイズを選ぶと良さそうですね。

 

記事本文部分の横幅のpixel数の確認

WordPressを利用している場合、これは利用しているテーマなどによってもまちまちでしょう。

自分自身でCSSなどを修正して記事本文部分の横幅を変更している場合も同様です。

ですので、厳密に横幅を確認するためには、CSSの記載箇所を確認していくことになります。

ただ、例えばテーマをインストールしていて、どのCSSを見ると横幅が確認できるのか良く分からないようなケースもあると思います。そんなケースでは、トライ&エラーで最適な広告サイズを探り当てていきましょう。具体的な方法としては、広告サイズを大きいサイズから徐々に小さいサイズへと変更していって、うまい具合に左右に広告が横並びになるかどうかを試していってください。先ほどの6種類のレクタングルサイズの広告は全てのサイズで横幅が異なるため、大きいサイズ感の広告から順に試していけば、どれかで横幅が収まるハズです。ちょっと面倒くさい作業にはなりますが、CSSの横幅の記載場所を探すよりは手っ取り早く目的を達成できると思いますので、ちょっとだけ頑張ってみてくださいね。

ちなみに、広告を左右に2個並べようとして記事本文の横幅よりもサイズが大きくなった場合はどうなるのでしょうか?その場合は、縦に広告が並ぶだけで特にエラーが発生したりはしませんので、安心してトライ&エラーを繰り返してみましょう。(もちろん記事ページ自体が表示されなくなるようなこともありませんのでご安心を。)

 

広告を左右に2個並べて表示するための Ad Inserter の設定方法

ここまでで準備作業は完了です。

あとは実際の設定作業を残すのみとなりました。

結論から言うと、以下の2つの広告設定を Ad Inserter で行えば作業は完了です。

左右それぞれ別の設定を行っていきますので、それぞれの設定内容を見ていくことにします。

 

左側の広告の設定

まずは左側の広告の設定内容です。

Ad Inserterの左側の広告の設定内容
Ad Inserterの左側の広告の設定内容。[クリックで拡大]
①1ブロック目

広告コードを設定するブロックを指定します。

今回の設定では空きブロックが2個必要となります。ちなみに、これは空いているブロックが2個あればよく、1ブロック目と2ブロック目など、続いている必要はありません。(2ブロック目と5ブロック目が空いている、などでも全く問題ありません)

②挿入位置

ページの中で広告の挿入位置を指定します。今回は記事下に左右に2個並べて広告表示したいので、“コンテンツ下”を表す“After Content”を指定します。

③整列方法

この設定項目が、広告を左右に2個並べて表示する方法 のミソと言えばミソの部分となります。

この設定項目で、広告の整列方法を指定することができます。簡単な設定項目としては

左詰め

右詰め

中央に配置

などを選択することも可能です。

今回は左右に並べて広告を2個表示したいので、それが可能となる“Float Left”を選択します。

④記事タイプ

ここで、広告を設置するページタイプを選択することができます。

通常の記事ページ(投稿ページ)を表す“Post”

カテゴリーページを表す“Category pages”

タグページ/アーカイブページを表す“Tag / Archive pages”

あたりを選択しておけば無難だと思います。

 

ここまで設定したら1ブロック目の広告設定内容を保存しましょう。

右側の広告の設定

続いて右側の広告の設定内容です。

Ad Inserterの右側の広告の設定内容
Ad Inserterの右側の広告の設定内容。[クリックで拡大]
①2ブロック目

広告コードを設定するブロックを指定します。

空いている2つ目のブロックを利用して広告設定を行います。

②挿入位置

ページの中で広告の挿入位置を指定します。こちらは1つ目のブロックと同じように、“コンテンツ下”を表す“After Content”を指定します。

③整列方法

この設定項目は、1つ目のブロックとは設定内容を変える箇所になります。

具体的には“Float Right”を選択します

④記事タイプ

こちらも1つ目のブロックと同じように、

通常の記事ページ(投稿ページ)を表す“Post”

カテゴリーページを表す“Category pages”

タグページ/アーカイブページを表す“Tag / Archive pages”

を選択しておきます。

 

ここまで設定したら2ブロック目の広告設定内容を保存しましょう。

 

これで広告を左右に2個並べて表示する設定は全て完了しました!下のイメージのようにレクタングルサイズの広告が左右に2個並んで表示できていると思います。お疲れさまでした!

レクタングルサイズの広告が左右に2個並んで表示されている
上記の設定を行ったところ、レクタングルサイズの広告が左右に2個並んで表示されている。

 

モバイルの禁止事項への対応

AdSense広告を利用する場合、いくつかの禁止事項が存在します。その中でもモバイル端末に対する禁止事項が存在しており、今回のようにレクタングルサイズの広告を左右に2個並べて表示させる場合は注意が必要になります。

先ほどまでの設定内容はPC画面での広告配置を想定しており、その設定のままでモバイルで画面表示させると、広告を左右に2個並べて表示させるのには横幅が足りないことになり、広告が上下に2つ並んで配置されることになります。

広告サイズとして、最大サイズの 336 × 280 で設置している場合、広告が上下に2個並んで配置されてしまうと画面の大部分を広告だけで占有してしまう可能性がでてきます。

Googleとして、モバイル画面がAdSense広告だけで埋め尽くさている状態は推奨しておらず、最悪のケースでは広告の配信停止などのペナルティが課される可能性があります。

Ad Inserter には広告設置を行うデバイスの種類を限定する機能も標準で装備されているので、ここでは上記の危険性を回避するために、その機能を利用してPCの場合にだけ広告が表示されるように設定してみようと思います。

 

Ad Inserter のデバイス限定での広告設置機能

先ほどの Ad Inserter の広告コードを設定する画面に「Devices」というボタンが表示されています。

この「Devices」ボタンをクリックすると、画面下部に広告を設置するデバイスの条件を設定できるタブが表示されてきます。

このタブを利用して設定を行っていきましょう。

広告挿入可否をデバイスの種類ごとに制御することができる
広告挿入可否をデバイスの種類(PC(Desktop)、タブレット(Tablet)、モバイル(Phone))ごとに制御することができる。

①「Devices」ボタンをクリック

ボタンをクリックすると、上のイメージのように下部にタブ領域が表示されます。

③具体的な広告表示デバイスの設定を行うことができます。

左端のチェックボックスにチェックを入れます。

真ん中のリストボックスでは“show”を選択します。

右側のリストボックスでは、広告挿入を有効化するデバイスを選択できます。PC(Desktop)、タブレット(Tablet)、モバイル(Phone)から選択することができます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

比較的クリック率が良好と言われている、記事下のレクタングルサイズ広告の左右2個表示について、WordPressのプラグイン「Ad Inserter」を利用した設定方法を解説してきました。

英語表記のプラグインを利用することもあり、多少取っつきにくさはあるかもしれませんが、今回の記事に記載されている手順通りに作業を進めていけば十分設定が終えられる程度の難易度だと思います。

ちなみに、「Ad Inserter」はそれなりに応用が利く広告挿入プラグインとなっているため、これを機に使いこなしてみてもいいかもしれませんね。

いずれにしても、広告設置は試行錯誤の連続となりますので、その試行錯誤作業の手助けとしてこの記事がお役に立てば、こんなに嬉しいことはありません。

Google AdSense 広告の設置 方法 | AdSense

この記事では、 Google AdSense 広告の設置 方法について解説していきます。

Google AdSense 広告の設置 方法

 

Google AdSense の審査を通過するのには相当な時間がかかるケースもあり、だいぶ待たされることもあるでしょう。
でも、やっと審査を通ったら、いよいよ自分のブログやアフィリエイトサイトへの Google AdSense 広告の設置作業に取り掛かれます。

Google AdSense 広告の設置方法は、それほど迷う箇所も無いかもしれません。
ただ、スムーズに広告を設置するためにもひととおり基本を押さえてしまい、広告の配置場所や広告の大きさなど検討に時間がよりかかることに注力できるようにして、クリック率やコンバージョン率を向上させていきましょう!

 

新しい広告ユニットの追加

Google AdSense 広告をブログやアフィリエイトサイトに設置するためには、まず、新しい広告ユニットを作成する必要があります。

ここでは、新しい広告ユニットの作成方法について解説していきます。

 

新しい広告ユニットの作成

Google AdSense の画面の左側に表示されているメニューの中から、

コンテンツ   広告ユニット

と選択していきましょう。

そうすると、画面の右側に広告ユニットを表示するエリアが表示されます。最初に表示する場合は、作成済みの広告が1つも無いため何も表示されませんが、広告ユニットを作成した後で同じ画面を表示させると、作成済みの広告ユニットが画面に一覧表示されるようになります。

今回は、新しい広告ユニットを作成したので、下のイメージで赤枠で囲っているように広告ユニットを表示するエリアの左上部分にある「+新しい広告ユニット」ボタンをクリックしましょう。

新しい広告ユニットの作成
Google AdSense 広告を自分のブログやアフィリエイトサイトに設置するためには、新しい広告ユニットの作成から始める必要がある。広告ユニットは複数作成することができるので、必要な数だけ作成していこう。

 

広告の種類の選択

「+新しい広告ユニット」ボタンをクリックすると、下のイメージのように広告の種類を選択する画面が表示されます。

選択肢としては、以下の種類が用意されています。

テキスト広告とディスプレイ広告

インフィード広告

記事内広告

Google AdSenseで新しい広告ユニットを作成する場合の広告の種類の選択肢
新しい広告ユニットを作成する場合、広告の種類を選択する必要がある。選択肢としては、
「テキスト広告とディスプレイ広告」
「インフィード広告」
「記事内広告」
が用意されている。[クリックで拡大]
もちろんどの種類を選んでもいいのですが、まずはオーソドックスな「テキスト広告とディスプレイ広告」を選択して、広告ユニットの作成を進めるようにしましょう。

 

広告ユニットの名前の決定と広告サイズの選択

広告の種類を選んだら、次は広告ユニットの名前の入力と広告サイズを選択する画面が表示されます。

広告ユニットの名前の決定

広告ユニットの名前は、特にブログやアフィリエイトサイト上には表示されることはありません。

では何のために名前をつけるのかというと、あくまでも内部での管理用に自分が分かりやすい名前を広告ユニットごとにつけておき、あとで一覧表示などがされる場合に一目で広告ユニットごとの区別がつくようにすることが目的です。

Google AdSense広告ユニットの名前の決定と広告サイズの選択
広告ユニットの名前を決定し、広告サイズを選択する。広告ユニットの名前は、あくまでも内部管理用のためだけに利用される。広告サイズも多種多様な選択肢の中から選ぶことができる。

ちなみに、PC向けにもスマートフォン端末などのモバイル向けにも広告サイズを自動調節してくれる「レスポンシブ」タイプは比較的どのような広告設置ケースにおいてもオススメできます。

 

広告サイズの選択

「レスポンシブ」タイプの広告は広くオススメできますが、ここでは敢えて別のタイプを選択してみます。

別の広告サイズを選択する場合には、「表示中」という欄から広告バナーの大くくりでの種類をまず選びます。

「表示中」の欄を選び直すと、そのすぐ下に表示されている選択肢の表示が更新されるので、その中から希望の広告サイズを選ぶようにしましょう。

ここでは、「横長バナー」の中から、「ラージモバイルバナー」を選択してみます。

Google AdSense広告のサイズ選択で横長バナーのラージモバイルバナーを選択
広告サイズに、横長バナーのラージモバイルバナーを選択する。
横長バナー以外にも縦長バナーや四角形(レクタングル)などいろいろな形状の広告サイズが用意されているので、自分のブログやアフィリエイトサイトでの広告設置場所の形状に合った広告サイズの中からチョイスするようにする。

 

広告コードの払出

ここまで来たら、あとは保存して広告用コードを払い出してもらいましょう。

広告コードの保存

Google AdSense広告の設定内容を保存してサイトに張り付けるためのコードを払い出してもらう
Google AdSense 広告の設定内容を保存し、自分のサイトに張り付けるためのコードを払い出してもらう。

なお、保存の前に、より細かく広告タイプをチューニングすることもできますので、興味がありましたら、トライしてみましょう。

 

広告コードの表示

広告の設置内容を保存すると、下のイメージのように、サイトに張り付けるための広告コードがポップアップ画面に表示されます。

Google AdSense広告の広告コードの表示例
広告の設定を保存すると、Google AdSense広告の広告コードがポップアップ表示される。

この広告コードを自分のブログやアフィリエイトサイトに張り付けることで、サイト上にGoogle AdSense広告が表示されるようになります。

 

広告コード一覧

広告コードが払い出されると、広告ユニット表示画面に一覧表示されるようになります。広告ユニットが1つや2つのころは問題ありませんが、ある程度増えてくると見分けがつきにくくなりますので、見分けがつきやすい名前を広告ユニットに付けるようにすると、あとあと管理がしやすくなります。

広告ユニットが一覧表示されているところ
広告ユニットが一覧表示されている画面。広告ユニットにつけた名前も表示される。「コードを取得」というリンクをクリックすると、先ほど表示されていた広告コードと同じコードが再度表示される。コードを忘れてしまったり、既に利用している広告ユニットを別の場所にも再利用したい場合などに活用したい。[クリックで拡大]

広告コードのサイトへの挿入

広告コードが払い出されてしまえば、あとはそれをサイトで広告を表示させたい場所に張り付けるだけですが、ページがたくさんある場合は、それなりなボリュームの作業になってしまいますよね。

もちろん手で全てのページにコピペを繰り返していくのでも作業的には完結できるのですが、できれば作業は効率化したいもの。精神的にもキツイですしね。。

Google AdSense 広告の設置 効率化のためのWordPressプラグイン

WordPressには、そんなときに活用できるプラグインも用意されていますので、作業の効率化のために検討してみてはいかがでしょうか?

WordPressのプラグイン「Ad Inserter」で広告コードの挿入作業を効率化できる
WordPressには広告コードのページへの挿入作業を効率化できるためのプラグインが用意されている。上のイメージはそんなプラグイン「Ad Inserter」の設定画面。Google AdSenseを始めとした広告コードの挿入作業を効率化できる。[クリックで拡大]
気になる方は、別の記事に「Ad Inserter」の使い方をまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、 Google AdSense 広告の設置方法について解説してきました。

広告ユニットの種類の選択、広告ユニットの名前の入力、広告サイズの選択、広告コードの払出しと、それほど難しい作業は無かったと思いますが、ひととおり基本を押さえておけば安心です。

最後に、広告コードの各ページへの設置についても効率化できるための方法をご紹介しているため、気になる方はぜひ参考にしてみていただければと思います。

広告の設置は、かなり試行錯誤の世界ですので、広告コードの設置自体は自動化により効率化してしまって、クリック率やコンバージョン率を上げるための検討などの頭脳作業に集中していけるようにしましょうね。

広告挿入を簡単に! Ad Inserter | WordPressプラグイン

Ad Inserter

アフィリエイトやブログを始めてしばらくすると、広告を自分のサイトに掲載したくなる時もあるのではないでしょうか?それぞれの記事に自分の手で1個1個広告を挟み込んでいく方法ももちろんありますが、それだと記事が増えるたびに常に広告を挟み込んでいく作業が必要となってしまい相当に大変ですよね。

特に、ある程度記事が溜まってきた後に広告を挟む作業を手でやろうとすると、すべての記事に広告を一気に挟み込む作業を行うのは精神的にかなりきつい作業となるハズ。時間をかければできないこともないですが、そんなことに時間を割くくらいなら、1本でも新しい記事を書きたいですよね?

今回の記事では、そんな広告挿入を自動で行ってくれるWordPressプラグイン「 Ad Inserter」をご紹介したいと思います。

このプラグインをWordPressにインストールすれば、最初の設定は必要となりますが、その設定をしさえすれば、あとはその設定に従って自動的に広告が各記事に挿入されていくことになり、作業を効率化することが可能となります。

広告が挿入されるのは、プラグインをインストールしたあとに書く記事だけでなく、インストールする前までに書き溜めてきている記事にも自動挿入されるのでご心配なく。

それでは見てみることにしましょう。

 

Ad Inserter プラグインのインストール

プラグインのインストール作業自体はその他のプラグインと変わるところはありません。具体的な方法については、別の記事にまとめていますので、そちらを参考にしてくださいね。

プラグインのWordPress公式サイト(外部リンク)

 

Ad Inserter の使い方

プラグインをインストールしたら、Ad Inserter を利用するにはダッシュボードメニューの「設定」の中のサブメニューから移っていきます。「設定」のサブメニューの中に「Ad Inserter」というメニューができているため、そこをクリックすると、下の図のような設定画面が表示されます。この画面で広告表示の各種設定を行っていくことになります。

 

初期表示画面の見方

Ad Inserter を起動したときの設定画面
Ad Inserter を起動したときの設定画面。[クリックで拡大]

最初の画面で見えている各要素の主な使い方を下の図にまとめてみました。

[クリックで拡大]
①広告設置ブロック・・合計で16個のブロックが見えていますので16種類の異なる広告設置方法を設定することができます。

②AdSenseなどの広告コード貼り付け欄  そのまんまですが、Google AdSenseなどで発行された広告コードを貼り付ける欄になります。

③各種表示設定欄  ここがキモです。後程詳細に設定方法を解説していきます。

④保存ボタン  設定内容が決まったら忘れずに保存してください。

 

広告設置ブロック

広告設置ブロックのブロック番号は最初は黒色で番号が表示されていますが、広告表示設定を行ったうえで保存すると、ブロック番号が赤色で表示されるようになります。

[クリックで拡大]
番号が赤  有効にしてある広告ですでに利用中。画面にも表示されています。

番号が黒  空きブロック、もしくは、ブロックに広告コードは貼り付け済みだが、無効に設定してある(Webサイトに、当該番号ブロックの広告は表示されない)

番号が青  ウィジット(Widget)に連携してサイドバーに広告表示する場合などに青色で番号が表示されます

Ad Inserterをインストールして初めて利用するときは、すべてのブロック番号が黒色になっていますので、1番から利用し始めると分かりやすくて良いでしょう。

 

AdSenseなどの広告コード貼り付け欄

この欄には、AdSenseなどで発行された広告コードを貼り付けます。それ以外には特にすることはありません。ここは簡単ですので早速次に行きます。

 

広告の各種表示設定欄

ここの設定がキモです!!

と言っても、同じ広告をすべての記事に挿入するという設定だけであれば、簡単に設定は終わってしまいますので、その設定方法を解説していこうと思います。

まずは実際の設定例を見ていただいてその内容を解説するというスタイルで説明していきます。

 

具体的な設定例

[クリックで拡大]
上の図のような設定を行うと、記事中最初の<h2>タグと2番目の<h2>タグの直前に広告が自動挿入されるようになります。言い換えると、記事内の大見出しに「見出し2」を利用しているのであれば、

最初の「見出し2」の直前
2番目の「見出し2」の直前

に広告が自動挿入されることになります。

 

①ブロックを選択

空いていて広告コードを貼り付けられるブロックを選択します。

 

②広告コードを貼り付け

ここには、AdSenseなどで発行された広告コードをそのままコピペします。

 

③広告挿入方法を選択

自動的に広告を挿入する位置をプルダウンから選択します。最初は“Disabled”(無効)が表示されています。このままだと、②で広告コードを貼り付けていてもサイトに広告は自動挿入されません。

逆に、今まで表示していた広告を一時的に無効にしたい場合は、この「Automatic Insertion」欄で“Disabled”(無効)を選択して保存します。

「Automatic Insertion」欄にはさまざまな選択肢が用意されています。“Before Paragraph”(段落(ひとまとまりの文章)の前)といったように分かりやすいものから“Footer”(記事中の最下段)といったものまで、十数種類の選択肢が用意されていて、相当特殊な広告の配置を考えていない限りは困ることは恐らく無いでしょう。

今回のケースでは、「見出し2」の前に広告を表示したかったので、“Before Paragraph”を選択します。

 

④広告掲載ページを指定

広告を自動挿入するページの種類を指定します。該当するページの種類が複数ある場合は、それぞれのチェックボックスにチェックを入れていきます。

今回のケースでは、投稿ページ、カテゴリーページ、アーカイブページに広告を自動挿入したかったので、“Posts”、“Category pages”、“Tag / Archive pages”にそれぞれチェックを入れます。

ホームページや固定ページにも広告を表示したい場合は、該当するチェックボックスにもチェックを入れるようにしてください。

 

⑤広告表示位置を細かく指定(任意)

先ほど、③で“Before Paragraph”を選択しましたが、このまま「Paragraph(s)」欄を空欄のまま保存すると全ての「見出し2」の前に広告が表示されることになり、かなり広告だらけのページになってしまいます。

広告だらけのページは、ユーザビリティを損なうだけでなく、ベージを見に来てくれた訪問者に与える印象も悪くなりがちで、余程オリジナリティな溢れ内容の濃い記事内容になっていない限り、2度とページを訪れてくれなくなる原因にもなりかねません。

そんな広告だらけのページになることを防止し、かつ、ちゃんと目に付く場所に広告を表示させるために、どの「見出し2」の前に広告を表示させるのかを、指定します。

今回のケースでは、最初と2番目の「見出し2」の前に広告を表示させたかったので、「Paragraph(s)」欄に“1,2”と入力します。

仮に、最初の「見出し2」前だけに広告を表示させたい場合は、「Paragraph(s)」欄に“1”とだけ入力します。

 

⑥Countingボタンをクリック(⑤を指定する場合)

「Paragraph(s)」欄に数字を入力した場合は、「Counting」ボタンをクリックします。

「Paragraph(s)」欄が空欄のまま保存する場合は、このボタンは押す必要はありません。

 

⑦広告表示位置を識別するタグを指定(⑤を指定する場合)

先ほどから、「見出し2」の前に広告を表示する、とかなり連呼してきましたが、実は、この⑦の設定を正しくしないと、思った通りの位置に広告が表示されません。

上の図で、⑦の赤枠で囲っている項目はタグを指定する項目になっており、この項目に“h2”と書き込まないと「見出し2」の前に広告を表示することができません。

ですので、この項目は結構大事だったりします。

なお、この項目の初期値は実は“p”となっています。そのため、⑤の「Paragraph(s)」指定を空欄のままにして、更にこの⑦の項目も初期値“p”のまま保存しようものなら、段落分けのための改行ごとに広告が挿入されることになりますので、注意して設定するようにしてくださいね。

今回のケースでは、この項目は“h2”に書き換えています。

 

⑧保存

必要な項目は全て書き換えたので、「保存」ボタンをクリックして、保存しましょう。

これで全ての設定作業は完了です。お疲れさまでした。

これでいちいち全ての記事に広告コードを手でコピペする必要がなくなりました!

ただ、万が一ここでエラーが発生して保存が出来なかった場合は、下の段落を読んでみてください。

 

Ad Inserter の保存時にエラーが発生した場合の対処方法

基本的にWAFが悪さ?(というか仕事?)をしているケースがほとんどのようです。WAFが有効になっていると、Ad Inserterの保存がうまくできないので、WAFの設定を無効にしましょう。ただ、WAF自体はサイト自体のセキュリティレベルを上げる手段の1つとなっていますので、一連のAd Inserterの設定作業が終わりましたら、再度有効にしておきましょう。

 

WAFを無効にする方法

ここでは、ロリポップでWAFを無効にする方法を簡単に紹介しておきます。

まずロリポップのユーザー専用ページへログインし、左側のメニューのうち「セキュリティ」の中にある「WAF設定」を選びます。

[クリックで拡大]
「WAF設定」を選ぶと、管理されているドメインの一覧画面が表示されます。

一覧に設定変更という項目があり、「無効にする」というボタンがありますので、WAFを無効にしたいドメインに対してそのボタンをクリックします。

[クリックで拡大]
「無効にする」とボタンをクリックすると、瞬時にその左側の項目にある「設定状態」という項目が“無効”と表示され、項目自体がグレーに変化します。

[クリックで拡大]
WAFを無効にする手順としてはこれだけになります。結構簡単ですし、再度有効にする手順も、先ほどの「設定変更」項目の「有効にする」というボタンをクリックするだけなので、気楽な気持ちで行って大丈夫です。

ひとつ注意点があるとすると、「設定状態」欄に“無効”と表示されても実際にサーバー側でWAFが無効になるまでにはタイムラグがあり、5~10分程度は時間がかかることがあるようです。

WAFを無効に設定して、あらためてAd Inserterで保存しようとしたのに再度エラーが表示された場合は、このタイムラグの存在を疑ってみて少し時間を置いたのちにAd Inserterで保存してみてくださいね。

 

まとめ

今回の記事では、Ad Inserterを利用して広告を記事に自動挿入する方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

プラグインが英語表記ということもあり、途中少し分かりにくいところもあったかもしれませんが、一度設定してしまいさえすればあとは手間いらずのため、ぜひ試してみてくださいね。

あと、Ad Inserterを利用して、「画面をスクロールしたとしてもサイドバーの固定位置に広告を表示し続ける方法」や「四角形の広告を左右に配置する方法」なども別の機会に記事にしていきますので、楽しみにしておいてくださいね。