yoastのXMLサイトマップ が作成されていない! | WordPress

SEO対策として、WordPressプラグインのyoast SEOをインストールしたのにもかかわらず、いつまで経ってもGoogle Search Consoleに yoastのXMLサイトマップ が登録されていない!って焦っていませんか?

その原因は、yoast SEOの設定が正しく行わていないからかもしれません。

yoast SEOは、初期設定のままではXMLサイトマップが作成されない可能性があります。

SEO対策のつもりでyoast SEOをインストールしたのに、これでは何のためにインストールしたのか分かりません。今一度yoastの設定内容を見直し、XMLサイトマップが正しく登録されるようにする方法を解説します。

 

yoast SEOの初期設定

yoast SEOはプラグインをインストールした直後の設定のままではXMLサイトマップを自動作成するようにはなっていません。(結果的に、そのままでは Google Search Console にXMLサイトマップが登録されません)

具体的には、yoastの設定画面の「機能」タブの中にある「詳細設定ページ」の設定が“無効”となっていることでサイトマップ自動作成機能が動作しません。

yoastの設定画面。詳細設定ページが無効のままでは、 yoastのXMLサイトマップ もGoogle Search Consoleへ自動送信されない。
yoastの機能設定画面。赤枠内で詳細設定ページを有効にすることができる。プラグインインストール直後は詳細設定ページが“無効”になっており、いろいろな機能が利用できない状態となっている。当然、 yoastのXMLサイトマップ もGoogle Search Consoleへ自動送信されない。[クリックで拡大]

yoastのXMLサイトマップ を自動作成する方法

手順を以下に解説していきます。

 

詳細設定ページを有効に変更する

詳細設定ページのトグルボタンを有効に変更する
詳細設定ページのトグルボタンを有効に変更する。[クリックで拡大]
「機能」のタブにある「詳細設定ページ」のトグルボタンを“有効”へ変更して、画面の下部左側にある「変更を保存」ボタンを押して保存します。

そうすると、以下の図のように左側のメニューエリアに表示されるメニュー数が増えるので、「XMLサイトマップ」のメニューをクリックします。

詳細設定ページを有効にすると、左側のメニュー表示エリアに表示されているメニューの種類が増える。XMLサイトマップがメニューとして表示されているのも見える。
詳細設定ページを有効にすると、左側のメニュー表示エリアに表示されているメニューの種類が増える。XMLサイトマップがメニューとして表示されているのも見える。[クリックで拡大]
yoast SEO のメニューの種類が増えるので、その中から「XMLサイトマップ」をクリック
yoast SEO のメニューの種類が増えるので、その中から「XMLサイトマップ」をクリックする。

 

XMLサイトマップ機能を有効に設定する

XMLサイトマップのメニューに入ると、サイトマップ機能を有効とするトグルボタンがあるため、有効に設定しよう。

yoast SEO のメニュー「XMLサイトマップ」で機能を有効化
yoast SEO のメニュー「XMLサイトマップ」で、サイトマップ機能を有効化する。[クリックで拡大]
ちなみに、画面上「XMLサイトマップ」と表示されているリンクをクリックすると、下の図のように、実際に作成されたサイトマップを見ることができる。

kagonyのXMLサイトマップ(XML Sitemap)を表示したところ
kagony のXMLサイトマップ(XML Sitemap)を表示したところ。細かくは4つのサイトマップが含まれていることが分かる。

あとは、Google Search Consoleへ登録したら必要な作業は全て完了です。

登録の仕方に不安がある場合は、こちらの記事も参考に登録してみて下さい。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

yoast SEOでは、詳細設定ページを有効にする作業は忘れずにしましょう!

そうすれば、XMLサイトマップが自動作成されて、適切にインデックス登録してもらうことができます。

yoast SEO は、SEOを考慮するうえで非常に役に立つ機能も数多くありますが、インデックス登録という点でも、感覚的には結構早くGoogle Search Console に登録されている感触がありますので、気になった方はぜひ試してみてくださいね。

Google Search Console の登録方法 | SEO

これからアフィリエイトサイトやブログを作成しサイトアクセス数を伸ばしていこうとしているのならば、ぜひ Google Search Console へ登録をしたいところ。

Google Search Consoleでは、検索キーワードごとの検索表示数を履歴表示してくれたり、検索インデックスの登録状況が確認できたりと、「自分が作成したサイトがGoogleで検索結果としてどの程度の頻度で表示されるのか?」「リンク切れ等どこかに問題が潜んでいたりしないのか?」などの各種情報がコンパクトにまとまっていて、サイト運営を効果的に行っていくための強力なツールとなっています。

Google Search Console単独で活用してももちろん良いですし、別の記事で紹介します Google Analytics とセットで活用することで、アクセス数アップのために打つべき次の一手が浮き彫りになり、サイト運用の強力な手助けとなってくれるツールとなっています。ですので、アフィリエイトサイトやブログを作成し始めたら早速登録して使い倒せるようにしたいものですね。

今回の記事では、Google Search Consoleの登録方法についてまず解説し、最後にGoogle Search Consoleで利用可能となる機能について簡単にご紹介していきたいと思います。

 

Google Search Console の登録方法

ここでは、Google Search Consoleの登録手順を順を追って説明してきます。登録時の参考にしてみてください。

 

Googleサイトにアクセス

Google検索で“search console”というワードで検索すると、GoogleのSearch Consoleが検索結果のトップあたりに表示されるため、そのサイトをクリックします。クリックすると、GoogleにログインするようID(Gmailアドレス)とパスワードを入力するようにダイアログが表示されるため、促されるままに入力しログインします。

仮にGmailアドレスを持っていない場合は、これを機にGmailアドレスも登録するようにしましょう。

Gmailアドレスを利用してログインすると、下のような画面が表示されます。(下の画面では、自分で作成したサイトをすでにSearch Consoleへ登録済みの状態ため、登録済みサイトが表示されているイメージになっています。一方で、初めてSearch Consoleにログインする場合は、画面上には登録済みのウェブサイトは全く表示されていないまっさらな画面が表示されます。)

Google Search Console の画面イメージ
Google Search Consoleの画面イメージ。初めてログインするときは、サイト登録がまだされていなく右2/3側はまっさらな状態の画面となっている。プロパティ(管理対象とするWebサイト)を追加していくことで、画面にWebサイトが表示されていく。[クリックで拡大]

プロパティの追加

作成したアフィリエイトサイトやブログをSearch Consoleの管理対象として登録するには、プロパティを追加する必要がありますので、画面右上に表示されている「プロパティを追加」ボタンをクリックします。

Google Search Console 画面
Search ConsoleにWebサイトを登録するために上のイメージの中で赤枠で囲ってある「プロパティを追加」ボタンをクリックする。[クリックで拡大]
「プロパティを追加」ボタンをクリックすると、対象となるWebサイトのURLを入力するダイアログが表示されます。テキストボックスにURL(例:https://kagony.net/)を入力し、「追加」ボタンをクリックします。

Search Console に登録するWebサイトのURLを入力するダイアログ画面
Search Console に登録するWebサイトのURLを入力するダイアログ画面。[クリックで拡大]

所有権確認用のHTMLファイルのダウンロード

「追加」ボタンをクリックすると、いま入力したURLのサイトが自分自身のサイトであるかを証明(所有権を証明)するために、簡単なテストを行う必要があります。

具体的には、画面からダウンロードできるHTMLファイルを先ほど入力したサイトのフォルダに配置(アップロード)できるかどうかをテストされます。(入力したURLが自分自身で作成したサイトであれば、該当のURLのフォルダにアクセスし、Search ConsoleからダウンロードしてきたHTMLファイルを配置(アップロード)することが可能なハズです。一方で、仮に他人が作成したサイトのURLを入力しているとすると、該当のURLのフォルダにはアクセスできず、HTMLをアップロードすることができません。結果的に、所有権を確認することができずに、Search Consoleへ登録できません。)

まずは、テストを行うためのHTMLファイルをダウンロードします。

リンクをクリックして所有権を確認するためのHTMLファイルをダウンロード
HTMLのリンクをクリックし、所有権を確認するために利用するHTMLファイルをダウンロード。[クリックで拡大]

Search Console からダウンロードしたHTMLファイルのアップロード

先ほどSearch Consoleの画面からダウンロードしてきたHTMLファイルを、サイトのURLのフォルダにアップロードする必要があります。

アップロードするためには、FTPなどでサーバーにアクセスし作業を行います。なお、レンタルサーバーを利用してアフィリエイトサイトやブログを運営している場合は、サーバー提供会社ごとにFTPの仕方も異なりますので、それぞれのサーバー提供会社のFTP利用方法に従いファイルをアップロードしましょう。

ここからは、参考として、ロリポップのレンタルサーバーを利用している場合のファイルアップロード方法について手順を載せていきます。

 

ロリポップの場合のFTP方法

まずは、ロリポップのユーザー専用ページへログインして、ロリポップFTPのメニューをクリックします。

ロリポップFTPのメニュー選択
赤枠で囲ってあるロリポップFTPのメニューをクリックすると、FTP用の専用画面が表示される。その画面を利用して、ファイルをアップロードすることになる。[クリックで拡大]
メニューをクリックすると、下のイメージのようなFTP操作専用の画面が表示されます。ファイルをアップロードするために、画面左上のアップロードボタンをクリック。

アップロードボタンをクリックしてファイルをアップロード
画面右上の赤枠内のアップロードボタンをクリックしてファイルをアップロードする。[クリックで拡大]

アップロードボタンをクリックすると、画面中央に「ファイルを選択する」というボタンが表示されるため、ボタンをクリックします。

FTPファイルの選択ボタン
アップロードボタンをクリックすると、画面中央に「ファイルを選択する」という名前のボタンが表示されるので、クリックする。[クリックで拡大]
「ファイルを選択する」ボタンをクリックすると通常のWINDOWSのファイル指定ダイアログが表示されるので、HTMLファイルを指定します。ファイルを指定すると、元のFTP画面で、画面中央の「アップロードする」というボタンが赤色になりクリックできるようになるため、ボタンをクリックしファイルをアップロードします。

なお、ファイルを指定した段階で、下のイメージ下部に表示されているようにHTMLファイルがアップロード待ち状態となっていることが分かります。つまり、この段階ではファイルはまだアップロードされていないので、ファイルを間違えた場合などは「キャンセル」ボタンをクリックしてアップロードを取りやめることもできます。

所有権確認用のHTMLファイルがアップロード待ちとなっている状態。
HTMLファイルがアップロード待ちとなっている状態。「アップロード」ボタンをクリックすることでHTMLファイルをアップロードすることができる。[クリックで拡大]

「アップロードする」ボタンをクリックすると、ファイルのアップロードが完了します。アップロードが完了すると、画面中段あたりの「アップロードしたファイル数」という欄に“1ファイルアップしました”と表示されます。また、下のイメージ下部に表示されているように、ファイル名「google・・・・・・・.html」というファイルがフォルダの中に存在していることが分かります。

HTMLファイルのアップロードが完了した。
HTMLファイルのアップロードが完了した。[クリックで拡大]

アクセス確認

所有権確認用のHTMLファイルのアップロードが完了したら、ブラウザから該当ファイルにアクセスできるかを確認します。アクセス確認用のURLがハイパーリンク形式で記載されているため、そのリンクをクリックしましょう。

アップロードしたHTMLファイルにアクセスできるかをブラウザから確認
アップロードしたHTMLファイルにアクセスできるかをブラウザから確認。[クリックで拡大]

所有権確認用のHTMLファイルが正しくアップロードできていると、ブラウザからアクセスした際、以下のイメージのような内容がブラウザに表示されます。

HTMLファイルが正しくアップロードされている場合のブラウザ表示
HTMLファイルが正しくアップロードされている場合のブラウザ表示[クリックで拡大]

万が一、該当のHTMLファイルにブラウザからアクセスできなかった場合は、正しくアップロードできていない可能性が高いため、改めてHTMLファイルをアップロードしなおしてみてください。

 

最終確認

アップロードしたHTMLファイルにブラウザからアクセスできることを確認できたら、最後に、Search Consoleの画面左下の確認ボタンをクリックし、サイトの所有権の確認を行います。

「確認」ボタンをクリックし、所有権の確認を行う。
「確認」ボタンをクリックし、所有権の確認を行う。[クリックで拡大]

登録完了

「確認」ボタンをクリックすると、以下のイメージのような画面が表示され、所有権の確認が取れた旨表示されます。この画面が表示されれば、Search ConsoleへのWebサイト登録作業は完了します。

この画面が表示されれば、Webサイトの所有権確認作業は完了し、 Google Search Console へのサイト登録が完了する。
この画面が表示されれば、Webサイトの所有権確認作業は完了し、 Google Search Consoleへのサイト登録が完了する。[クリックで拡大]

Search Console 画面表示

Search Console へのWebサイト登録が完了すると、以下のイメージのようにSearch Consoleにアクセスし各種機能を利用できるようになります。

Webサイトの所有権の確認が完了すれば、Google Search Console へアクセス可能に
Webサイトの所有権の確認が完了すれば、Google Search Consoleへアクセス可能に。[クリックで拡大]

Google Search Console に登録するメリット

Google Search Consoleに登録するメリットとしては以下のようなものが挙げられます。上手に使いこなして、アクセス数アップやリンク切れ等のトラブルが発生していないかの確認に有効活用していきましょうね。

サイトマップ登録

投稿ページの更新確認

検索結果として表示されたり実際にクリックされたキーワード情報の参照

インデックス登録状況

リンク切れ状況

サイト表示Speed測定(厳密には別サイト

各機能の詳細は別の記事でまとめていきますので、そちらも楽しみにしていてください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、

Google Search ConsoleへのアフィリエイトサイトやブログといったWebサイトの登録方法を解説し

Google Search Consoleで利用可能な機能を簡単に紹介

してきました。

Google Search ConsoleへのWebサイト登録に関連して、FTPを利用してHTMLファイルをアップロードするという作業は、通常なかなか行わない作業のため、少し戸惑うところもあるかもしれません。ただ、今回Webサイトの登録手順を細かく解説したため、参考に載せている手順に従って作業を進めれば、比較的迷うことなく作業を実施できるのではないでしょうか。

Search Consoleは各種機能が揃っているにもかかわらず無料で利用できるため、登録しない手はありません。

Search Consoleに手塩にかけたWebサイトを登録して、アフィリエイトサイトやブログを効率的に運営していきたいものですね。

独自SSL 導入でお手軽セキュリティ強化! | ロリポップ

最近のセキュリティ強化の流れから、個人作成のWebサイトにおいてもSSL証明書を導入するような空気感になってきています。背景には、GoogleがSSL証明書の導入を積極的に推進(URLが「HTTPS」で始まります)し始めており、また、Webブラウザ的にもSSL導入済みのサイトを表示する場合にはURL表示欄に南京錠マークが表示されるようになっているなど、個人作成サイトにおいても、SSLを導入する流れは今後ますます強くなっていくことが予想されます。

一昔前は、銀行やネット通販のサイトなど、個人情報やクレジットカード情報を入力するような、かなりセキュリティレベルを高めておく必要があるサイトだけが対応しているような代物だったのですが、時代の流れを否が応でも感じてしまいます。

ただ、通常、WebサイトにSSLを導入しようとすると、費用が掛かったり、手間がかかったりと、何かと面倒な作業がくっついてきてしまい、そうそう導入には踏み切りにくいのが現実ではないでしょうか?

そんな中、ロリポップでは、無料で独自のSSLを導入する仕組みが備わっていて、初期費用をかけずに手軽にSSLを導入することが可能になっています。もちろん有料版と比較するとセキュリティ高度が弱かったり、サポート体制が貧弱であったりと、サービス内容では見劣りする部分もあることはあるのですが、個人作成のWebサイトで利用する分には必要十分。
せっかくのサービスなので、さっと登録してあなたのサイトもSSL導入サイトの仲間入りを果たしてしまいましょう。

 

独自SSL の導入手順

まずはロリポップのユーザー専用ページにログインします。

ロリポップのユーザー専用ページ画面に。
ロリポップのユーザー専用ページ画面

 

ユーザー専用ページの左側のメニューの中に「セキュリティ」というメニューがあり、そのサブメニューとして「独自SSL証明書導入」というメニューがあるため、このメニューをクリックします。

独自SSL 証明書導入のメニューをクリック
独自SSL 証明書導入のメニューをクリック

 

そうすると、独自SSLを設定できる画面が表示されます。複数のドメインを登録している場合は、すべてのドメインが表示されます。今回はSSL保護されていないドメインは1つなため、該当のドメインのチェックボックスにチェックを入れます。

独自SSL を利用したいドメインをチェック
独自SSL を利用したいドメインをチェック

 

チェックボックスにチェックを入れたら、右側にある「独自SSL(無料)を設定する」ボタンをクリックして申込みを行います。

独自SSLを申し込むために申込ボタンをクリック
独自SSL を利用したいドメインをチェック

 

ボタンをクリックすると、すぐにボタンがグレーになり押せなくなり、その左側に表示されていた、“× SSL保護無効”という文字が“SSL設定作業中”という文字に表示が変わります。

この表示となっている間は、SSL設定の作業がサーバー側で実施されていますのでしばらく待ちます。

SSL設定作業中の為、しばらく待つ
SSL設定作業中の為、しばらく待つ

 

ある程度待っていると、下の画面のように“● SSL保護有効”という文言に変更され、SSL設定作業としては全て完了となります。

独自SSL の作業完了
独自SSL の作業完了。ものの5分もかからずにSSLの設定が完了する。あまりのあっけなさに逆に拍子抜けするほどだ。

 

まとめ

「SSL」と聞くと、なにやら難しそうなイメージだけが先行してしまいますが、ロリポップが無料でサービス提供してくれている独自SSLは何度かクリックするだけで全ての設定が完了してしまうようなごくごく簡単なもの。これで無料で利用できるというのですから、利用しない手はありませんね。

賢く利用して自分のWebサイトのセキュリティレベルの向上に役立ててしまいましょう!

Webサイトの本格的なHTTPS化についても別の機会に記事にしていきますので、ぜひ期待しておいてくださいね。

広告挿入を簡単に! Ad Inserter | WordPressプラグイン

Ad Inserter

アフィリエイトやブログを始めてしばらくすると、広告を自分のサイトに掲載したくなる時もあるのではないでしょうか?それぞれの記事に自分の手で1個1個広告を挟み込んでいく方法ももちろんありますが、それだと記事が増えるたびに常に広告を挟み込んでいく作業が必要となってしまい相当に大変ですよね。

特に、ある程度記事が溜まってきた後に広告を挟む作業を手でやろうとすると、すべての記事に広告を一気に挟み込む作業を行うのは精神的にかなりきつい作業となるハズ。時間をかければできないこともないですが、そんなことに時間を割くくらいなら、1本でも新しい記事を書きたいですよね?

今回の記事では、そんな広告挿入を自動で行ってくれるWordPressプラグイン「 Ad Inserter」をご紹介したいと思います。

このプラグインをWordPressにインストールすれば、最初の設定は必要となりますが、その設定をしさえすれば、あとはその設定に従って自動的に広告が各記事に挿入されていくことになり、作業を効率化することが可能となります。

広告が挿入されるのは、プラグインをインストールしたあとに書く記事だけでなく、インストールする前までに書き溜めてきている記事にも自動挿入されるのでご心配なく。

それでは見てみることにしましょう。

 

Ad Inserter プラグインのインストール

プラグインのインストール作業自体はその他のプラグインと変わるところはありません。具体的な方法については、別の記事にまとめていますので、そちらを参考にしてくださいね。

プラグインのWordPress公式サイト(外部リンク)

 

Ad Inserter の使い方

プラグインをインストールしたら、Ad Inserter を利用するにはダッシュボードメニューの「設定」の中のサブメニューから移っていきます。「設定」のサブメニューの中に「Ad Inserter」というメニューができているため、そこをクリックすると、下の図のような設定画面が表示されます。この画面で広告表示の各種設定を行っていくことになります。

 

初期表示画面の見方

Ad Inserter を起動したときの設定画面
Ad Inserter を起動したときの設定画面。[クリックで拡大]

最初の画面で見えている各要素の主な使い方を下の図にまとめてみました。

[クリックで拡大]
①広告設置ブロック・・合計で16個のブロックが見えていますので16種類の異なる広告設置方法を設定することができます。

②AdSenseなどの広告コード貼り付け欄  そのまんまですが、Google AdSenseなどで発行された広告コードを貼り付ける欄になります。

③各種表示設定欄  ここがキモです。後程詳細に設定方法を解説していきます。

④保存ボタン  設定内容が決まったら忘れずに保存してください。

 

広告設置ブロック

広告設置ブロックのブロック番号は最初は黒色で番号が表示されていますが、広告表示設定を行ったうえで保存すると、ブロック番号が赤色で表示されるようになります。

[クリックで拡大]
番号が赤  有効にしてある広告ですでに利用中。画面にも表示されています。

番号が黒  空きブロック、もしくは、ブロックに広告コードは貼り付け済みだが、無効に設定してある(Webサイトに、当該番号ブロックの広告は表示されない)

番号が青  ウィジット(Widget)に連携してサイドバーに広告表示する場合などに青色で番号が表示されます

Ad Inserterをインストールして初めて利用するときは、すべてのブロック番号が黒色になっていますので、1番から利用し始めると分かりやすくて良いでしょう。

 

AdSenseなどの広告コード貼り付け欄

この欄には、AdSenseなどで発行された広告コードを貼り付けます。それ以外には特にすることはありません。ここは簡単ですので早速次に行きます。

 

広告の各種表示設定欄

ここの設定がキモです!!

と言っても、同じ広告をすべての記事に挿入するという設定だけであれば、簡単に設定は終わってしまいますので、その設定方法を解説していこうと思います。

まずは実際の設定例を見ていただいてその内容を解説するというスタイルで説明していきます。

 

具体的な設定例

[クリックで拡大]
上の図のような設定を行うと、記事中最初の<h2>タグと2番目の<h2>タグの直前に広告が自動挿入されるようになります。言い換えると、記事内の大見出しに「見出し2」を利用しているのであれば、

最初の「見出し2」の直前
2番目の「見出し2」の直前

に広告が自動挿入されることになります。

 

①ブロックを選択

空いていて広告コードを貼り付けられるブロックを選択します。

 

②広告コードを貼り付け

ここには、AdSenseなどで発行された広告コードをそのままコピペします。

 

③広告挿入方法を選択

自動的に広告を挿入する位置をプルダウンから選択します。最初は“Disabled”(無効)が表示されています。このままだと、②で広告コードを貼り付けていてもサイトに広告は自動挿入されません。

逆に、今まで表示していた広告を一時的に無効にしたい場合は、この「Automatic Insertion」欄で“Disabled”(無効)を選択して保存します。

「Automatic Insertion」欄にはさまざまな選択肢が用意されています。“Before Paragraph”(段落(ひとまとまりの文章)の前)といったように分かりやすいものから“Footer”(記事中の最下段)といったものまで、十数種類の選択肢が用意されていて、相当特殊な広告の配置を考えていない限りは困ることは恐らく無いでしょう。

今回のケースでは、「見出し2」の前に広告を表示したかったので、“Before Paragraph”を選択します。

 

④広告掲載ページを指定

広告を自動挿入するページの種類を指定します。該当するページの種類が複数ある場合は、それぞれのチェックボックスにチェックを入れていきます。

今回のケースでは、投稿ページ、カテゴリーページ、アーカイブページに広告を自動挿入したかったので、“Posts”、“Category pages”、“Tag / Archive pages”にそれぞれチェックを入れます。

ホームページや固定ページにも広告を表示したい場合は、該当するチェックボックスにもチェックを入れるようにしてください。

 

⑤広告表示位置を細かく指定(任意)

先ほど、③で“Before Paragraph”を選択しましたが、このまま「Paragraph(s)」欄を空欄のまま保存すると全ての「見出し2」の前に広告が表示されることになり、かなり広告だらけのページになってしまいます。

広告だらけのページは、ユーザビリティを損なうだけでなく、ベージを見に来てくれた訪問者に与える印象も悪くなりがちで、余程オリジナリティな溢れ内容の濃い記事内容になっていない限り、2度とページを訪れてくれなくなる原因にもなりかねません。

そんな広告だらけのページになることを防止し、かつ、ちゃんと目に付く場所に広告を表示させるために、どの「見出し2」の前に広告を表示させるのかを、指定します。

今回のケースでは、最初と2番目の「見出し2」の前に広告を表示させたかったので、「Paragraph(s)」欄に“1,2”と入力します。

仮に、最初の「見出し2」前だけに広告を表示させたい場合は、「Paragraph(s)」欄に“1”とだけ入力します。

 

⑥Countingボタンをクリック(⑤を指定する場合)

「Paragraph(s)」欄に数字を入力した場合は、「Counting」ボタンをクリックします。

「Paragraph(s)」欄が空欄のまま保存する場合は、このボタンは押す必要はありません。

 

⑦広告表示位置を識別するタグを指定(⑤を指定する場合)

先ほどから、「見出し2」の前に広告を表示する、とかなり連呼してきましたが、実は、この⑦の設定を正しくしないと、思った通りの位置に広告が表示されません。

上の図で、⑦の赤枠で囲っている項目はタグを指定する項目になっており、この項目に“h2”と書き込まないと「見出し2」の前に広告を表示することができません。

ですので、この項目は結構大事だったりします。

なお、この項目の初期値は実は“p”となっています。そのため、⑤の「Paragraph(s)」指定を空欄のままにして、更にこの⑦の項目も初期値“p”のまま保存しようものなら、段落分けのための改行ごとに広告が挿入されることになりますので、注意して設定するようにしてくださいね。

今回のケースでは、この項目は“h2”に書き換えています。

 

⑧保存

必要な項目は全て書き換えたので、「保存」ボタンをクリックして、保存しましょう。

これで全ての設定作業は完了です。お疲れさまでした。

これでいちいち全ての記事に広告コードを手でコピペする必要がなくなりました!

ただ、万が一ここでエラーが発生して保存が出来なかった場合は、下の段落を読んでみてください。

 

Ad Inserter の保存時にエラーが発生した場合の対処方法

基本的にWAFが悪さ?(というか仕事?)をしているケースがほとんどのようです。WAFが有効になっていると、Ad Inserterの保存がうまくできないので、WAFの設定を無効にしましょう。ただ、WAF自体はサイト自体のセキュリティレベルを上げる手段の1つとなっていますので、一連のAd Inserterの設定作業が終わりましたら、再度有効にしておきましょう。

 

WAFを無効にする方法

ここでは、ロリポップでWAFを無効にする方法を簡単に紹介しておきます。

まずロリポップのユーザー専用ページへログインし、左側のメニューのうち「セキュリティ」の中にある「WAF設定」を選びます。

[クリックで拡大]
「WAF設定」を選ぶと、管理されているドメインの一覧画面が表示されます。

一覧に設定変更という項目があり、「無効にする」というボタンがありますので、WAFを無効にしたいドメインに対してそのボタンをクリックします。

[クリックで拡大]
「無効にする」とボタンをクリックすると、瞬時にその左側の項目にある「設定状態」という項目が“無効”と表示され、項目自体がグレーに変化します。

[クリックで拡大]
WAFを無効にする手順としてはこれだけになります。結構簡単ですし、再度有効にする手順も、先ほどの「設定変更」項目の「有効にする」というボタンをクリックするだけなので、気楽な気持ちで行って大丈夫です。

ひとつ注意点があるとすると、「設定状態」欄に“無効”と表示されても実際にサーバー側でWAFが無効になるまでにはタイムラグがあり、5~10分程度は時間がかかることがあるようです。

WAFを無効に設定して、あらためてAd Inserterで保存しようとしたのに再度エラーが表示された場合は、このタイムラグの存在を疑ってみて少し時間を置いたのちにAd Inserterで保存してみてくださいね。

 

まとめ

今回の記事では、Ad Inserterを利用して広告を記事に自動挿入する方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

プラグインが英語表記ということもあり、途中少し分かりにくいところもあったかもしれませんが、一度設定してしまいさえすればあとは手間いらずのため、ぜひ試してみてくださいね。

あと、Ad Inserterを利用して、「画面をスクロールしたとしてもサイドバーの固定位置に広告を表示し続ける方法」や「四角形の広告を左右に配置する方法」なども別の機会に記事にしていきますので、楽しみにしておいてくださいね。